手袋×手袋

末端知覚過敏は鈍くなっているものの、
どれくらい鈍くなっているかなんて怖くて試せない。
少し前冷蔵庫から出したジャガイモの皮を剥いていて、
右手の親指が痛くなったから、やはり長い時間は駄目、と分かっている。
よって濡れたものや冷たいものに触れる時は手袋をする。


洗濯物を干す時は、綿手袋の上からゴム手袋をする。
途中でトイレに行きたくなった時など、「面倒くせ」と思う。
腸過敏傾向だから行かざるを得ないし、行くなら手袋は外す。


作業もはかどらない。ボタンは嵌められないし、洗濯ばさみもしくじる。
不器用な手にイラつきつつ、医療現場や福島を思う。
福島の作業員さんなどは、手袋を重ねた上にテープでがっちり止める。
そんな手で過酷な現場で大事な作業をするのである。
洗濯など落としたところでどうってことないし、適当に止めても構わない。


浴室などでゴム手袋をすると、暑いと感じる。この冬場に。
暑い上に捗らないから余計にイライラする。
夏の福島は、なんて考えると余計に疲れるのに考えてしまう。


ご飯を作る時は、左手にビニール手袋、右手に綿手袋。


ビニール手袋は使い捨てだが、ゴム手袋は洗う。
うっかり中に水を入れてしまう。ひっくり返せないので拭くしかない。
綿手袋は洗濯機。
今使っているのは薬局で買った安いやつだが、
生協で「おーがにっくこっとん」を注文してしまった。えへ。


きいいいっと言いながらも、手袋さんたちのおかげで作業できる。
いつもならサボりたいばかりの家事だけれど。