旧札 旧々札

先日の五百円玉貯金箱は不発だった。

古くて画像がはっきり見えないのもいかんし

大人にしか通用しない面白味だったのだろう。

中身の五百円玉は後日考える。


1万円札である。

福沢さんが旧札になったのは分かっている。

分かっているが、まだ普通に流通しているからと

何も考えず、スーパーのセルフレジにぶっこんだ。

その1回目は店員さんが飛んできて

「あ これは旧札なので使えません。交換しますね」と

奥で両替してきてくれた。

だから「?」ではあったが、ただの機械の読み取りミスだろうと

深く考えなかった。

しかし二度目。イオン系スーパーでは素っ気なく「使えません」。

「なんでっ」「これは前の前のお札です」で終わった。


帰宅して家にある旧札を並べてみた。

よく見るといろいろいくつか違う箇所がある。

でもぱっと見分からないではないか!

偽造防止にあれこれ盛り込んだんだろう。


慌ててATMに走る。そっちは大丈夫だった。


多分非常持ち出し袋から出した札だろう。

祝儀用の新札以外に

よけておいたお金が入れてあった。

それを新札に交換したのだ。

千円五千円札は問題なかったが一万円札だけマイナーチェンジがあったらしい。


…知らんわ。


それにしてもスーパーごとに対応が違うってね。

チェーザレ

娘が置いて行ったコミックス。

最終巻は私が買った。

買って読んで「なんだこれは」だった。

ここで終わるか? これまでの伏線はどうなるんだ。

あれもこれも不完全燃焼ではないか。

しかもラスト前主人公殆ど出てない(コンクラーベだもん)。


それでも時々引っ張り出して読み返す。

ここ数日も読んでいた。

ふと作者の名前で楽天ブックス検索したら

チェーザレ番外編予約受付中!

思わずぽちってしまいました。



チェーザレの名を娘が知ったのは私経由である。

私がチェーザレの名を覚えたのは友人の影響である。


青池保子の「イブの息子たち」に出てくる黒髪のキャラが

チェーザレ・ボルジアであると教えてくれたのが友人。

友人はボルジア兄妹に傾倒していた。

その延長線上にローマ史があり

かつてここでもネタにした「ローマの怖い本」に繋がる。



売っても売っても また買うから漫画が減らない。

でもいつかまご女が読むかも知れない。

少女漫画の歴史ものって侮れないし。

手放したけど「アルカサル」とか

現在連載中の「ローズベルタン」とか 時代考証半端ないよ。

娯楽で雑学が身に着くならいうことなしだよね。

老婆心

気候のせいか疲れか、だるい。

とりあえず用事をいっこ済ませておこうと

美容院に電話する。気も紛れるだろう。



入園して、たくましくなって、

以前ほど気遣うことはなくなったのだが

それでも何かの折にまご女が気にかかって仕方ない。


娘は息子びいきだ。

兄弟のどちらかに肩入れするというのは

どこの家にもあることだし、仕方がないんだろうけれど。


母親に向かって、ちゃんと意見はしているようだ。

だが逆にそれが的を射過ぎていて反感を買うことになるまいか。

バカな子ほどかわいいというから

いかにもな「幼児」の息子の方に目がいくし

年齢差ゆえに割を食うこともあって庇いたくもなろう。


完全な親などいない。親の欠落部分が子どもの個性となり

順応性や処世術を養っていくとも考えられる。



傍観するしかないんだろうなあ。

過去に何度か忠言はしたけれど

これ以上の干渉はいい結果にはならない気がする。

娘にも親としても自負が育っているだろうし。

私が正しい各省はどこにもないし。


だから気を揉んでも仕方ないんだけれど


これがほんとの老婆・心。

メンドクサイ

北側の部屋に移したら

九頭竜とナタレンシスが元気がなくなってしまった。

南に移して昼は外に出すことにする。

ついでに火星人も。

夏の多肉は難しい。冬の方が気楽だね。



まご女が喉が痛いと言いだし朝からばたばた。

この時期に風邪? 園でもちらほらいると言う。


受診したら喉が少し赤いと言われた。

熱はないので登園させ

昼食後あたり私が迎えに行くことに話は決まったが

何やらテンションが低い。

いっそ休ませたら。

小声で娘に伝えようとしたのだが、まご女の方が敏感に反応した。


「やすみたい。いきたくない」


自分の子だったら、選択肢など与えず行かせていただろう。

だが祖母の立場 というか 経験者の見地から

そういう時に無理に行かせると、悪循環を招く。

腹を決めて一日面倒をみることにした。


最初はおとなしく遊んでいたが

薬がきいてきたのか喉の痛みも引き元気になり

昼食もしっかり摂って遊び続ける。


帰宅した娘はそれを見て不機嫌になる。

婿さんの家事や生協の配達についても文句ばかり言う。


よかれと思って頑張っても

欲しい手ごたえが得られるとは限らない。


娘は夏の多肉以上にメンドクサイ。

成果を上から見下ろす

マンション構内植栽の伐採が終わった。

始めてしまえば早い。

以前入っていた業者はあれこれ制約が多かったが

新しい契約先は多数の重機と工員を投入して

希望した樹木をあっという間に片付けてしまった。

想定より苦情は寄せられなかった。

以前に提案した時は理事から難癖をつけられたのに

蓋を開けたらこんなもんだ。


日影が少なくなって暑い場所もあるけれど

なんといっても明るく見通しよく広く感じられる。

そして

公園に設えられた築山で子どもが遊ぶようになった。

鬱蒼とした木が整理され

積み固まっていた枯れ葉が一掃され

環境がよくなったせいだ。


「緑が大事」「木が可哀想」

全体を見ることができない個人の意見に振り回されてきた。

確固たる根拠を立て信念を貫くことの大切さを思い知る。

しかしその困難さも知っている。運と縁が必要なのだ。


この先も問題は続く。もっと増えていく。

うんざりした頃に

こんな風に成果のひとつを目の当たりにするから

なかなか手が切れないのだな。


そうそう。今回作業が順調に進んだ要因のひとつに

公園に邪魔な遊具がなかったことが挙げられる。

業者の言いなりに不要な遊具を設置しようとした理事会を

阻止できたことの意義は大きい。