XELOX療法 ②

二日目。検温の後朝食。服薬。予定通り退院。
9時半会計を済ませ、迎えに来た家人の車で帰宅。
少し休んで買い物に出る。
動けるうちに対策用に、
足首まである肌着・内側がボアのブーツ・内側がボアの手袋を買う。


昼食後、美容院に電話する。
これまでカラーカットだったが、薬剤師の曰く
「毛染めは髪を傷めますから 脱毛しやすくなる」そうで。
迷っていたところだったので、ここはきっぱり「カットだけで」。
中途半端な白髪だから染めるのをやめたらどうなるか分らないけど、
どのみち体力がもつかどうか。カットだけなら短時間で済む。
いつもより短くしてもらう。洗髪もドライヤーも楽になる。


クール開始直後が一番血液の数値が安定しているらしいので
三週間のサイクルに合わせて通うといいかも知れない。


二日目の副作用。
水どころか、体温より冷たいものに触れただけで指先が痺れる。
外気に触れてもいけない。
脚などレッグウォーマーで保護しているのに外に出ると痺れる。
「手足」だけじゃない。
冷たいものは飲めない、食べられない。冷水どころか室温の水もだめ。
飲むものは全部レンジで温める。
点滴側の腕の痛みと痺れも残っている。
食事開始直後の顎の痛みは毎回。
声が少し掠れた気がする。


家人用に洗面所に電気ポットを置いてあったのだが、
これが無茶苦茶役に立った。早く沸くし保温性も意外とある。
洗面は勿論、外出後やトイレの後の手洗いにも重宝している。


入院前にドアノブに包帯を巻いておいて本当によかった。
これは必須かも知れない。


寝室が北側なので寒い上に、置いてあるものすべてが「冷たい」。
リモコンも触れないので、入浴前にエアコンを入れておく。
風呂上がりに足の裏など保湿剤を塗らなくてはならないから、
部屋は暖かいに越したことはない。
風呂上がりの保湿剤は処方してもらったヒルドイドである。


翌日の着替え。使用済み使い捨てカイロを包み込んで布団の中に入れておく。
足元に電子湯たんぽ(ゆたぽん 大)。脇にゆたぽんレギュラーを置く。
枕元に綿手袋を用意。
素手で携帯(ガラケーだからしてカバーはない)が触れない。
この綿手袋も使用前に布団の中で温めないとヤバいかも。