そして始まるのよ

何が。
抗がん剤が。


ステージ3aが確定しまして。
これがぎりぎり2でも「抗がん剤の使用はあり」と聞かされて、
諦めというか、ふんぎりはついた。


途中で減薬も中止もできる。
血液検査→点滴→二週間の服薬→一週間休み がワンセット。
8回の予定だが4回での打ち切りもできる。
副作用は主に手足のしびれ。口内炎。免疫力低下。
程度は個人差あり。


「治療」の抗がん剤は効果が目に見えるが
「予防」の場合は何も見えない分からない。


体力とQOL(生活の質)の低下を招くだけじゃないかと
思いつつ、きっぱり「やらない」とも言い切れない。
ワクチンと同じで言い訳と安心料みたいな。
副作用の度合いをみてみるくらいはいいじゃないかと日和る。


薬の種類も名前も聞いていないが
聞けば検索したくなるかも知れんしの。
医師が「副作用は個人差」と言うなら、そう思うしかない。


「パンフレットをお渡しして次回にご回答を でもいいですよ」
と医師は言ったが
家人が「迷うだけ苦しい」と言った。そのとおり。
選択が一番しんどい。
パンフレットに(私の)正解は書いてない。


やるかやらないか。
数年後ではなく、今の時点でどちらの選択が迷いが生じそうか。
そう考えたら、簡単だ。


結局、どんな選択も結果でしか是非は判断できない。
今は「今」を楽にすることを優先するのがよろしかろう。
治療を始めていない今、気分的に楽なのは「試みる」で、
始めた後、身体的に辛ければその時はその時で選べばいい。