今更だけど お金の話

療法終了6週間。残るは指先の痺れ。
痺れと言うか痛みというか違和感と言うか。
何もしていない時は忘れているが、
いざ何かしようとすると出来なかったり痛かったり。
まご女にしぼみかかった風船を渡された。
以前は結び目をほどいて膨らますことができたが、
見ただけで「今の私には無理だわー」。
濡れた洗濯物のボタンをはめるのもしんどい。
洗濯ばさみで肩を止める。着る時もその方が楽だもんな。


味覚食欲はばっちり元通り。食べられるって幸せだ。
ウオーキングもほぼ。でも身体がかたい分、脚に痛みが出る。
平衡感覚はちょっとあやしいな。自転車はやめてる。



村のカテゴリに新顔さんらしきブログを見つけ、覗いてみる。
おお。後輩。
「そうなの そうなの そうなのよねー」と「へえ そうなんだ」。


そうなんだ。
予備化学療法の費用が倍くらい違う。


一回目の点滴は入院費がプラスされるのでさておき、
2回目以降は血液検査・診察・点滴で
1万から1万2000円。この2000円は血液検査の内容の差。
薬局で払うのが、副作用対策薬などの合わせて5000円弱。


点滴室は個室ではなくカーテン仕切り。トイレは一個しかない。
このあたりで差がでるのかもしれない。
点滴受けながら何度もトイレ行ったり、おやつ広げている記事を読んで
「いいなあ」と思ったもんな。
トイレに行きづらいから、念のため持ち込んだお茶も飲まず、
念のため持ち込んだウエハースも食べず、だった。
患者ひとりあたりの看護師の割合も違うかもね。
一度に10人以上受け容れていた。


入院費用は高額医療の上限が最低だったこともあって
個室代入れて県民共済などの補償で賄えた。
がん保険を続けていれば、諸費用・療法中のまんが代まで
余裕で払えたんだけどさ。解約した後だった。


がん保険については別ブログさんに書かれていた。
とても助かったみたいな。


保険はギャンブルと似ている。
当たれば(つまり対象の疾病・傷害に)大きい。
その確率だ。
保険会社のビルやテレビCMを見ると、
「保険料でこれを稼ぎ出してるんだよなあ」と思う。
競馬場の壁パネルを見て「これの何枚かは私が払った」と考える
って書いていた人もいたが、それと同じ。


20年以上保険料払い続けて、解約して、一文も貰えず、
ってのはアホだと思うが、まあ仕方ない。
あの時点では納得いかなかったんだから。


入るか入らないか。続けるかやめるかは
立場や考え方で変わる。正解はない。


賢い保険の入り方は「義理に流されない判断」と「見直し」。
でも最後はギャンブルだと割り切ること。