予備化学(XELOX)療法総括 実行編

オキサリプラチン+カペシタビン
60歳女性 中肉中背 リタイア伴侶とふたりぐらし
無職(いつもは主婦と書くけど)



クールの流れ
初日点滴。2週間服薬。一週間休薬。
初日から3日目までは強い制吐剤を使用するので意外と楽。
制吐剤が他の副作用症状を抑えてくれるらしい。
4日目から6日目までの方が辛い。
7日目から段々楽になるが、気力体力は続かない。



副作用とその対処
一番きつかったのは末梢神経障害。
手袋なしには生活できなかった。水仕事どころか新聞も読めない。
カイロを常に携帯。貼るカイロも重宝。洗面所に湯沸かしポット。


浮遊感。初日から一週間ぐらい。
倦怠感。一週間ぐらいから軽減していくが、続く。
一日の大半を寝転んで過ごす。


血管が細いせいか、血管痛が酷かった。
点滴担当の医師がへたくそというのもあったと思うけどな!
点滴中ずっと温めてもらうが、数日は影響が残る。


吐気はなかった。
予防薬として胃薬を出して貰っていた。
その効果なのか、もともと出なかったのか分からないが、
違うジェネリック薬を薬局で出された時は気持ち悪くなった。


口内炎は出ては消えるの繰り返しで悪化はしなかった。
こまめな歯磨きとうがい薬で予防。


手足症候群も症状はほとんで出なかった。
保湿が効いたのか?


4クール目あたりから味覚障害。
塩味が苦みとなった。
苦いもの甘いものは美味しかった。
トマト味・ホワイトソース系もそこそこ。
悪化なのか飽きるのか、食べられるものが減っていく。
8クール終了後も解消しきれていない。


末梢神経障害か、手足症候群か分からないが、
7・8クール目に手足の指に違和感が出た。
痺れと言うか、不快感と言うか、ざらついた感触と痛み。
8クール終了後も残っている。
末梢神経障害のしびれは残る可能性があるとは聞いている。


白血球・血小板は徐々に低下していった。
自力ではどうしようもない。
貧血に限っては食事で改善できるので、食べられる時は考慮した。


終盤になって肝臓の数値が悪化した。服薬。



冒頭に明記したように「無職」である。
働きに行く先も、必須の家事もない。
身体が重い時はひたすら横になっていた。
自分のことを最優先にするようにした。
それが可能なら、お勧めする。
身体を休めた時の方が回復も早い。
周囲のためにも甘えるべき時だと思う。