味覚障害 素材の味

春は、冬にため込んだ毒を出そうと肝(かん)が頑張る。
肝が疲れると怒りやすくなる。
山菜はデトックス効果があるので摂取して、
肝の働きを援けるといい。
てなことが「しあわせは食べて寝て待て」に書いてあった。
いわゆる薬膳である。


宗教でも何でも、信じなくても頭の隅に置いておくと、
たとえばこんなことでも、山菜の天ぷらを食べながら、
「おいしいなあ」と同時に「デトックス」と得した気分になれる。


とはいえ、続けて食べると飽きるので、
昨日は冷蔵庫にあったニラを片付けることにした。
ニラももやしも飽きた。ポン酢を受け付けなくなったせいもある。
どう処理しようと考えて、チヂミを思いつく。
家人に洗って切って貰って、粉と玉子と混ぜて、肉を乗せて焼く。


家人はタレをつけて食べていたが、何もつけない方が口に合った。
それだけでは足りないので、キンパを買うつもりだったが見当たらず、
焼き芋を買って来た。これも美味しかった。


もしかしたら、今は素材の味がいいのかも知れない。
甘いとか塩味とか、そういうのじゃなく(そういうのもあるんだろうが)、
極力シンプルな味がいいのかも知れない。
白米がいい例だ。焼き芋もそうだ。目玉焼きも美味しかった。


甘口カレーはもう美味しくないし、福神漬けも食べられなかった。


今日の朝ご飯は「干し芋」。だがこれが結構高い。何か考えないとなあ。