総合病院 初診

紹介状を携えて総合病院へ。消化器内科。
11時の予約。10時半には受付を済ませ ひたすら待つ。
待つ。待つ。
早く順番が来て欲しいが 前の受診者たちの診察時間が短いのも嫌だ。
初診枠だから きちんと話を聞いて欲しい。


12時も間近という時 やっと呼ばれる。
紹介状とデータに目を通し 短いやりとりの後
「今日 時間ありますか」と訊く。「造影剤いれてCT撮りたいんですが」
「そりゃ 早い方がいいです。時間あります」
「じゃ まず採血 結果見て 造影剤」


採血ぐらいはして貰えるだろうと思っていたが
まさかCTまで! 一週間以内に予約がとれれば御の字と思ってた!
急いで採血窓口に走る。
結果が出るまでに一時間はかかると言われて 売店で弁当を買う。
天気がいいから外で食べよう! マスクも外したい!


外で食べるお弁当は美味しかった。


一時間が二時間になったが 今日検査できるなら文句はない。
本を読んだりぼーっとしたりして待つ。
血液検査の結果は問題なく CT受付に。
「私がいいって言ったって回して」と言ってくれたからかどうか
すぐに「着替えて」「点滴さして」「はい 撮影」。


内科に戻って話を聞く。
詳細は後日。その時に内視鏡で もっと細かく測定しましょう。
腸閉塞が一番怖いから薬も出しましょう。
「整腸剤 のんでます きいてます」と言ったらば
「いやもう 整腸剤でどうにかなるレベルじゃないですよ?」と
呆れたように言われた。
「え でも効いてるんですが 気のせいですか」
「気のせいです」とばっさり。


そうかなあ。どうせ薬出すなら ついでに整腸剤も出してくださいよ。
別にいいですけど。あくまで気休めですからね!


看護婦さんたちがやたら陽気で こっちもテンション合わせる。
とんとんと検査が入ったのが嬉しい。
最初の予約で2週間待たされたから検査も待たされるとばかり。 
生殺しがしんどかった。
一歩ずつでも進んでいるのなら 気は楽になる。


は いいけど。
町医者での内視鏡検査準備は
「前日 検査食」「寝る前に下剤二種」 一晩悶絶
だったが こっちは
「前日 自前検査食」「寝る前に下剤一種」 そして
「こ これが うわさの2リットル……」。


検査当日に 2リットルの下剤を12回に分けて ゆっくり飲む
というアレだ。想像しただけで吐きそうである。
町医者方式がいいんだけどなあ……


いやもう 検査して頂けるなら 文句は言いません。
初診の医師が検査も説明もして下さることだし。
話しやすい いい先生です。


庶民レベルの「いい医師」は腕じゃない。
話ができるかできないか だと思う。
いや 腕もいいに越したことはないけれど。