♪幸せを粗末にした報いがきたのだと

思いました。
健康であることの幸せをもっと大事にすべきでした。
そう感じたことはこれまでもたびたびあったんだけどな。
喉元過ぎれば ってやつさ。


異常は前から感知してた。一年前ぐらいから。
正常性バイアスの典型。自分は違うと思っていた。


病院に行くと決めてからも その可能性だけは排除していた。
他の病気。それでも入院とかは勘弁だわと。
現実を突きつけられて それならそっちの方がまだよかった
と思ってもあとの祭り。尤も最初から自分で選べるわけでもない。


現実になってしまったんだから 受け容れるしかない
と今は思っているけれど 本来ならまだその段階ではない。
キューブラ・ロス女史の過程を踏んでいない。


あれは死の宣告に対するもので 病名の告知だけでは発動しないのか。
となると これからなんだ。


とりあえず現状(過程)。
受診→注腸検査→大腸カメラ。
現在 採取した細胞検査の結果と紹介状待ち。


内視鏡検査の際 医師に「見た感じは悪い感触」と説明される。
写真も凶悪な顔をしていた。大きくてそれ以上奥にカメラを入れられない。
どのみち(良性だろうと)手術でとるしかない。


「てことは つまり 手術入院は決定ということですか」
頷く。
「入院期間てどれくらいになりますか」
「全身状態など検査しないと分かりません。手術方法が決定できません。
最短で2週間でしょう。まずは検査です。胃カメラものむことになると思います」


下剤の苦しさを思えばカメラなどどうということはない。
過去に二回経験している。その時より進化もしているだろう。
それよりも


……入院。


更にその先。どの程度まで「最悪」を想定しておくべきか。