ひとつずつひとつずつ

終活とまではいかないが
気がかりを片付けていこう。
てなわけで


息子と娘の資産の均等化。
娘夫婦が家を購入する際 あれやこれやで1000万を頭金に充てた。
だからして息子の通帳に1000万円まとめておけば分かりやすい。
前から気になっていた不公平を これですっきり均した。
同時に こちらで管理している通帳をほぼ空にする。
相続の時の口座にするためである。


株式を整理する。
次回贈与分を決める。手続きは年明けになるが 書類は作っておく。
細かい文字を書く気力があるかどうか分からないからである。
残りの中で配分を考える。
平等に分けることは不可能だから優待の活用という観点で決めよう。
こちらの希望をまとめておけば動き易かろう。


あとは不動産と墓だけれど
将来的にどうしたいかを家族に問い質すと深刻になる。


今は自分の気持ちより家族の気持ちだ。
実感がないから なのか 逆に だから「実感」にならないのか。


21日病院で内視鏡検査をして その段階での医師の見解を聞いて
23日娘夫婦に入院手術が確定であることを話し
それだけで終わるつもりが娘にあれこれ突っ込まれて
結局こちらの情報を全部さらけ出すことになってしまった。
息子は「病棟24時間!」みたいな番組さえ見られない性格だから
「入院する」とだけ言ってそそくさと逃げたら
その後姉に電話したという。娘は知る限り話してしまったと言う。
以降 息子と話していない。どうしてるかなあ?


墓じまいを考える。親の墓に入りたくないのである。
自分は単純に散骨と考えていたが 石に加工するのもいいかもと思う。
小さい方の骨壺だけ持ち帰り 掌にのるくらいの小さな石にしてもらう。
邪魔になったら どこかの海に投げて貰えばよろしい。
散骨より簡単じゃないかな?
これもまだ家族には言えないし 自分でも妄想でしかないんだろう。


新聞を読む。読者の投稿を読む。年齢に目がいく。
自分よりずっと年上であることを見て いいなあと思う。
その年まで無事にいられた事実は 彼らには当たり前。


ああ。でもこの危機を乗り越えられたら
当たり前だった日常を幸運として抱きしめることができる。


まごの相手をする。
まごの成人式とか結婚式とか 見たいとか出たいとか思わない。
ただ何も考えず 今を過ごしたいと思う。
来年も再来年も当たり前のそこにあると 考えることすらせず
乳幼児の体温を感じていられたら と思う。