腸閉塞 経過

病名としては「癒着性イレウス」。
大腸手術の合併症であるらしい。
術後何年経過しても発症の可能性がある。しかもいきなり。


2022年11月28日に大腸手術を受けた。
2023年11月。突然の胃痛から始まった。


1日目。
昼食後胃痛。段々ひどくなる。市販薬を2回飲むも殆ど効かず。
夕方救急車を依頼する。手術を受けた総合病院へ。
レントゲン、造営剤CT。血液検査。
医師から「腸閉塞」と説明を受ける。
「鼻から管を胃まで入れて 腸が通るようにします。
それで進展がなければ 今度は腸まで管を入れます。
それでもダメだったら手術となります。今から管を入れます」
重症病棟へ。病室に落ち着き諸々の手続きの後、家人帰る。
点滴に痛み止めを入れてもらう。


2日目。
朝レントゲン。看護師が車椅子で送迎。
午後重症病棟から消化器外科病棟(一年前と同じ病棟)へ移動。
栄養点滴に抗生剤や吐気止め。
時々看護師が経鼻菅(?)から廃液を吸出してくれた。
痛いとかキモチワルイとか言っていると「ひいてみますね」と
注射器でやってくれた。多分排出を促進する意図だろう。


3日目。
朝レントゲン。夕方先生が来て説明。
改善されていないので明日管を差し替えるという。
同情的な顔で「今より太い」「こしのある」管に、とか言う。
うんざりするが、それ以上に身体が辛い。
夜排便少量あり。


4日目。
朝にも排便。前夜より多い。
藁にもすがる思いで「排便があっても管を交換しますか」と
先生に確認をとってもらう。レントゲン。
清拭して着替える。午後抜菅。その後、下痢。
夜、先生が来る。
明日、管を入れ直すつもりだったが、下痢をしているのなら、
もう一度レントゲンを撮って決める。
抜菅は無罪放免ではなく、執行猶予に過ぎなかったのか…


5日目。
朝レントゲン。
午後先生が来る。レントゲンで見る限りあまり変わらないが、
下痢が続いているのなら、水分を摂って様子をみましょう。
3時頃から飲み始める。病棟内を歩いてみる。ガスが出た。
とにかく飲んだ。歩いた。腸を動かすため。


6日目。
朝一番で売店まで歩く。
薬剤師来る。レントゲンなどの結果より現状を優先するのだと説明。
温かいお茶を飲み、できるだけ歩く。
夕方先生が来る。夕食から食事を始めましょう。
夕食・流動食。ココア、コンソメ、リンゴすり下ろしジュース、ヨーク。
夜中過ぎから、排便の手応えが変わった。
新鮮な便という感触。


7日目。
朝食。みそスープ、卵豆腐、野菜ジュース、ジョア。
食後の排便も、はっきりと違う。
9時前レントゲン。
昼食。かき玉汁、コーンポタージュ、乳酸菌ドリンク、くだものゼリー
夕食から5分がゆになる。鮭のホワイトソース、かぼちゃなど。リンゴ。
先生来る。レントゲンよし。摂食など順調なら退院の検討。


8日目。
朝食。五分がゆ。しかしおかずがひどい。
昼食から全粥になる。鶏肉。みかん。
夕方の検温時、明日にも点滴外せるかもって。
夕食は豆腐かなと思ったら、豆腐ハンバーグだった。


9日目。
朝食でお粥はおしまい。
10時前、点滴抜去。散歩してシャワー。
排便がない。腸は動いているようだが。
昼食。普通食。魚。
散歩。
排便2回。指2本。ちょっと安心。
夕食。豚肉。
排便。少しずつ太くなっているような?


10日目。
排便あり。
朝食。高野豆腐。
昼食。カレー。
夕食。味付けがよかった。ぎせい豆腐だけど美味しかった。小鉢も。
夜、先生来る。
術後一年の大腸カメラ検査を頼んでいた。明後日検査とのこと。
その後退院。この時点で腸閉塞は完治ということか?


11日目。
朝、まとまった排便あり。安心。
検査食の一日。就寝前に下剤2錠。
12日目に大腸検査を実施し、13日目退院。