腸閉塞 詳細・考察

「腸」閉塞なのだから症状は腸だろうと思うのだが
胃痛から始まった。
腸がらみとは思わず、様子をみてしまった。
分かっていたら、すぐに手術を受けた総合病院に電話したのに。
みぞおちのあたりがずっと痛くて、
たまーにおこる胃痛の「ひどいやつ」ぐらいの感じだった。


入院後、看護師さんに何度も「ガスは出てますか」と訊かれる。
言われてみると入院以降、出ていなかった。
意外と、この「ガス」が重要らしい。
下痢が始まってからも暫くはガスは出なかった。
下痢そのものはレントゲン結果には反映されなかった。


医師はレントゲン映像ではなく
「下痢の事実」で、治療方針を決定してくれたから助かったが
そうでなければ
太いほうの管に問答無用で差し換えられていた。


看護師に「排便があった」「下痢が〇回あった」と
しつこく報告したのもよかったかも知れない。
あとから先生は差し換えるつもりだったと聞かされ
「危ないところだった」と思った。


よかった といえば
看護師がまめに挿管から注射器で吸出しをしてくれたことも
功を奏したのかも知れない。
そうだったら感謝しないといかん。


最初の3日間は倦怠感がひどくて動ける気がしなかった。
手術の時だって翌日から廊下を歩いていたのに
室内のトイレに行くのがやっとで 何も出来る気がしなかった。


動けるようになったら 一時間に一回病棟を一周した。
腸を動かすには身体を動かす。
そのうちにガスが出るようになったのだから
医師や看護師に確かめて歩くようにした方がいい。



大腸手術を経験した人に。
「胃痛は腸閉塞が原因の可能性あり」
「治療が始まったら排便や放屁の報告は密に」
「動けるならば動いた方がいい」


医師は予防策はないと言うが
やはり「早食い・大食いは避ける」ことが大事だろう。
これは普通に健康維持につながることだから
実行しても損はない。
それと「自分の身体を知る」ことも大切だ。
お腹が張っているのか、便通はどうか、自分の身体の声を聞こう。



健康への感謝と留意は忘れてはいかんな。つくづく。