素人の投資

ランチの帰りにホームセンターに寄った。
植え替えのための砂やら肥料やら買い足すため。
ついでに1号鉢。

姫秋麗だって。可愛い。この色のまま育ってくれると嬉しい。



先日買った株が下がってるー
売らないから損にはならないが、気分的に損。
もう少し待てばよかった みたいな。でも仕方ない。


自分のために買うなら権利確定に間に合えばいいんだが
子どもたちに移管しようとするならば
約定した後に
書類に記入して、子どもたちに署名捺印させて
証券会社に送って、という手間と時間が要る。
余裕欲しさに焦って気持ちが先走るのである。



オンライン化とかニーサしてればまた違うんだろうが
するつもりはない。
面倒だけれど、手間が歯止めになる。株はギャンブルだ。
だからあまり「便利」「手軽」にはしたくない。




ニーサの税制優遇とか
老後資金は投資で確保しろとか。


私が株で損をしないのは株で儲けようとはしないからだ。


父の生前、その保有株の半分ほどを売却した。
いろいろ事情があって処分したかったので
証券マンの提案にのったのだが
証券マンは、売却全額(どころか当初は保有株全部)を
ファンドラップにさせる目論見であった


「この商品ですと 相続の際自動的に現金化されます」
そうなると分与しやすくなるというわけだ。だがしかし。
「不利と分かっていても現金化されちゃうんですよね?」
証券マンは黙った。


全く無視するのも悪いかなと一部だけファンドラップにした。
送られてくる報告書はプラスの時もあれば(微々たるものだ)
手数料その他を引いたらマイナスじゃないかという時もあった。
経費の高さに、解約した方がいいんじゃないかとも思ったが
煩雑な手続きを父に説明するのも面倒で放置した。
自分のお金だったら絶対ファンドラップには入れない。


投資はギャンブルだ。どうせギャンブルをするならば
自分の考えで自分の判断で賭けたい。
証券会社は責任なんてとってくれないんだから。
けれど
トラの子の老後資金でギャンブルなんてしていいのだろうか?


ファンドラップに回さなかった分をどうしたかというと
子どもたち(父からしたら孫)の口座にせっせと移したのであった。
贈与税がかからない範囲で。
相続権がない孫たちには暦年贈与の相続分繰入はない。
結果。父の資産が減ったことで相続課税対象外となり
ファンドラップの収益なんて問題にならないほどの
金額を節約できたわけである。


素人の資産運用は攻めよりも守りだと思う。


玄人には勝てない。
証券マンは決して親身にはなってくれない。
資産運用を推奨するお国だって何も約束してくれない。