鰻とマイナカードと

退院後暫くは、昼間うとうと昼寝して、夜も朝まで
という日が多かった。
体力が回復するにつれ夜明け前に目覚める事も増えて、
抗がん剤投与が宣告されてからは真夜中の覚醒も増えて、
でも眠れない日が一日二日あると、一晩眠れる夜が来る。


本日、孫娘預かる。
昼ご飯はうなぎ。テイクアウト。
中詰めを孫娘と私で半分こ。白米を足す。
孫には味が濃すぎる。
たれのかかったご飯に白米を混ぜ、皮を取り除き小さくした鰻をのせる。
孫娘は飲むように食べる。
普段は野菜を貪る子だが、今日はキャベツに見向きもしなかった。


昨日のヒレカツ(3きれ)はお腹に落ち着いた。
年明けには通常営業だなあと思うと、治療が恨めしい。
恨めしいが、それだって期限付きなのだ。
これまで人より食べて来た。だから我慢の日もあるさ。
副作用が軽ければ、食べられないというわけではないだろう。
むしろ食べて栄養と体力つけねば!


こくみん共済から共済金支払いの通知が届く。
県民共済はとっくに終わっている。
簡易保険は提出さえしていない。診断書のせいだ。
しかも身分証のコピーが要る。
「免許証」か「マイナカード」のみ。
まだ免許証を所持しているからいいけれど、それがなければ請求もできない。
マイナカードは任意だろ?
どこが「簡易」なんだ。


家人は言う。
マイナカードの「最後は個人責任」という一文が許せない。
私は思う。
メリットをもっと打ち出せや。
確定申告も相続税申告も要らんぐらいによ。
企業(じゃないかんな)努力もせずに「申請しろ」はおかしいやろ。