一年の感謝を

療法で始まった一年だった。
療法で終わった半年だった。


8クール終了後も一か月は体調がもどらず
戻ったと思ったら酷暑で。


身体の復調後も
今思うと、精神はまだ戻っておらず
外界に対し「何かをしよう」という気持ちになれない。


おみくじに「身内を大事に」とあったけれど
家人や子どもたちや孫たちのことを考えるのも億劫で
漸く動く気になったら入院騒動。


自分を労わる年にするんだという抱負は
達成できたと言えなくもないが
本当の意味で「労わる」のは難しいことなんだなとも思う。



はたらく というのは傍(はた)を楽にすることだよ。
とはいえ、それは奉仕の精神に基づくことで
奉仕の気持ちがなければ「自分が楽したいわ」で終わる。


して貰うことは嬉しいけれど
してあげられることは幸せなのだと
身体を動かせることへの感謝を忘れないでいたい。



療法に関しての愚痴や弱音を吐けるのは、ここだけだった。
吐き出すだけでいいとはいうものの
誰にも知って貰えないのはさみしい。
訪れてくれた人たちに感謝したい。
読んでくれてありがとう。


良い年をお迎えください。