なんかなあ

娘一家が旅行に行く。


旅行前にまご女が体調を崩した。
旅行までになんとかしないと!
受診した先でトラブって、その苛々をぶつけられ
更には別の医院を受診するとか、最悪はしごするとか。


家人は送迎、私はまご男の子守。
三日間振り回され、
旅行当日は朝、家人が車で駅まで送りこみ。


電話が鳴る。なにごと? 
「洗濯機回していくから 今日中に乾燥機から出しといてー」


むきいいいいいっ


ランチして、帰りに寄ればいい。
でもって次の日の呼び出しは絶対!ないから
前日までに予約しないと行けない店に行こう。
と精一杯に気持ちを引き上げる。


今度は息子から電話。
「段ボールある?」
仕事で一か月マンスリーマンション住まいとなる。
その荷物をつくるための段ボール。
「明日半日休とったから 朝行くわ。朝飯頼める?」


朝ご飯ぐらいはいいさ。
でも荷造りの手伝いとかとなると、何時に終わるか。
息子は娘と違うから、ランチに行くと言えば諦めるだろうが
それはそれで可哀相だよなあ。
行きたくて行く仕事じゃないしなあ。
娘ばっかり世話して息子は放置じゃ不公平だよなあ。


ランチの帰りにホームセンターで段ボールを買う。
古本宅配買取にも使えるサイズ。
そこから娘宅に向かう。洗濯物他、指令に従うために。


旅行でいないだけなのだが
数日帰る人のいない家はひっそり感じられた。
まごたちの出迎えがないとこんなに寂しいんだ。


なんて感傷はすぐに吹っ飛んだよ!


乾燥フィルターを掃除しようとして「?」。
ほこりが全くないなんてあるか? 乾燥忘れた?
洗濯物を掴んで「!」。
濡れてはいないが乾いてもいない。


「あのバカ 洗濯機回すの忘れてる!」



なんかなあ…


「自分のことだけ考えて過ごす」筈だったんだが…