癒し
外気温が30度を大きく超えることがなくなり
日中鉢植えを外に出すようになった。
出しっぱなしでもいいようなものだが
夜寝る前に鉢を点呼するのが日課なものだから
部屋に鉢がないと寂しい。
朝夕、腰を屈めて移動させるのも運動のうちさ。
夏の間北側に避難させていた多肉たちが
途端元気になった。
一本二本と枝が落ち、適当に挿し木したモロキニエンシス。
一本は腐ったが、二本は生き残った。その幹に。
砂がついているのかと思ったら芽だった。
こんなところから! こんな時期に!
どう育つのかな。
犬猫のようには懐かないハムスターに話し掛けては
あほやなと思っていたが
動物ですらない鉢植えに、愚痴っていた。
たっちゃんことボッセリは動物っぽい。
その頭に額をくっつけて「ねえ 聞いてよ」。
療法中の慰めに買い始めた鉢植えたち。
自由に動けるようになった今でも、毎日癒されている。
みどりはいいよ。
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