玄米パン粉

息子が「もんじゃ焼きは無理?」と訊いた。
私の代わりに家人が「無理」と答えた。


帯状疱疹ワクチン以降、指のしびれが悪化。
接種前「そろそろ餃子50個で試してみようかなあ」とか
思っていたが「やっぱ無理」となったところである。


餃子がダメならもんじゃと息子は思ったんだろうが
あの量のキャベツを切らなくてはならない段階でアウトである。
今更プロセッサーなんか買いたくないし。


「チキンカツは」と言ってみる。「チキンカツ!」と喰いついた。


生協の唐揚げ用もも肉を解凍。ついでに唐揚げも作ることにする。
カツ用は皮を8割ぐらい取り除き、肉に軽く切れ目を入れる。
小麦粉玉子パン粉と、ごくごく普通の過程。


食べ終わった息子は「一番うまいチキンカツだった!」。
「パン粉に味付けた?」と訊く。
「いんや。パン粉どころか肉にも塩ふってない」
「なんか カツ自体に味がついてる感じで すげうまかった」
しかし何もやってないのである。


パン粉かな? 玄米パン粉。
肉が半解凍だったせいもあって、
そのパン粉でじっくり揚げたことになったのかな?
コロッケを作った時も使ったけど、格別美味しいとは思わんかった。


息子は我が家で一番味覚が鋭い。
スーパーの肉の値段の違いを一口で言い当てたこともある。
たかがグラム50円かそこらの違いである。


その息子が言うんだから、おいしかったのだろう。
玄米パン粉のチキンカツ。
「玄米」がポイント。米粉のパン粉は以前使っていた。


唐揚げの大半は冷凍して息子に持たせた。
家人が「食べていい?」と訊いたのを、彼は気にしたが
(娘なら気にしない。まず耳に入らない)
「また作るからいいよ」と言って、持たせた。


唐揚げはにんにくとおろししょうがと酒としょうゆ。
小麦粉をまぶした後、片栗粉をつけて低温から揚げていく。
いつもはコンソメ味の唐揚げと二種類作る。


なにかと量が半端じゃない。
もんじゃ焼きもホットプレート一枚分ぐらいならやれるんだけどねえ…