「専業主婦は…」 言うな!

関わるまいと決めたんだが
視界に入った文書を読んでしまって「あかんやろ」と呟いていた。


放っておきたいけれど
これまで懸命に動いてきた某氏のことを思うと
詰めが甘くて水の泡 なんて事態は避けたい。
文書一枚で流れが変わるなら、変えたい。


家人に提言したら「それもそうだ」と理解した。
どういう書き方なら伝わりやすいかなど相談する。
その中で「私じゃ この表現では分からない」と言ったらば
「専業主婦じゃ無理だよな」と抜かした。


ぷっつん。


「前も言ったよな! 女だからどうとか言うなと。
女性には議長は無理とか言って 男だってろくな奴おらんやないか。
そもそも社会経験豊富な筈の男が数人揃って気づかなかったことを
私は一読で気づいたぞ。
しがない専業主婦に分かることを お前ら揃って分らんのな。
職場でパソコンやっていたくせに 私よりワード能力低いのな。
専業主婦だから女だから じゃないだろうが」


じじぃどもは根底に男尊女卑がある。
家人は私を尊重してくれるし 私の指摘を求めもするが
それでも「女は」「主婦は」と言う。


多分、世の中そういう風潮なんだろう。
たてまえでは男女同権とか女性登用とか言っても
所詮…という気持ちがあるんだろう。


尤もそれは本能的に
女性の方が優れていると分かってるからだ。
認めてしまうと男性の存在意義がなくなると恐れてる。
男は狩猟時代に戻りたいと思ってるんだろうな。


ところで私が今使っているパソコン、
急にワードがイカれた。
再インストールしかないかなあ面倒だなあ
なんちゃらIDとかパスワードとかどこにやったかなあ
と考えていた矢先のことである。


「俺の古いパソコン ワード入ってるぞ」
箱からノーパソを引っ張り出して来た。
使いづらいが慣れるだろうとワード作成を始めるが


資料が足りん。整理されとらん。
聞き流していた筈の私が覚えていることを家人が覚えていない。
自分の言いたいことばかり主張して裏付けが不充分。
「あんたがどう思うかなんか聞いてない。事実が知りたいの」
どの口が「専業主婦は」言うかな。



今日、娘宅に子守に行った。
まご男(1)のみだが、まご女(3)のパズルが散らかっていた。
「片付けておいて」と言って娘は出て行った。
家人はそのパズルの完成を投げた。


あいうえお と 画を組み合わせた幼児向けパズルである。
大人は字が分かるから、それを手掛かりにできる
筈なのに。


3歳児にも負けてやんの。