月とカボチャと

31日がスーパーブルームーンとやらで。
基本、毎夜家人とふたり散歩に出るのだが、
その時間を少しずらして月が確実に見えるように家を出た。


「青くないやん」


ブルームーンとは
「一か月に二度見られる満月」→「希少」→「ブルームーン」
※英語で「ありえへん」的な意味合いがあるらしい。
ということだった。


1日。いつもどおりに家を出た。
歩いていて「あれはなんだ」。月でしかないが、月とも思えない。
家人に指さしたら「月だろ」「月だよなあ」「なんかすごい月だな」。


ガラケーで撮ったところでそのすごさは伝わらず。
地上近くのそれはとてつもなくでかく、そして赤かった。



1日。初めての店に行く。
ランチがスープ+メインプレート+ドリンク。
このスープがむちゃくちゃ美味しかった。
定番のかぼちゃの冷製スープなのだが 定番を逸脱していた。
ひとくちめ「なんだこれは?」ふたくちめ「旨いではないか!」。
スープの美味しい店は他も期待できる というのは亡き父の教え。
「あの」父だからスープの美味しい店には自分一人で行ってたけどな。


10年近く前。ふらりと入ったフレンチの店。
やっぱり冷製かぼちゃのスープ。
そのスープに「かぼちゃの皮で作ったアイスボール」が浮いていた。
それでやられた。
数年後(家人のリタイア後ということだ)通うようになったのだが
カジュアルフレンチから正統フレンチに変わってしまった。
私は美味しいものを「たくさん」食べたい。
「おいしいものをひとくちずつ」なんてのは耐えられないのである。
しかも。
前日までの予約となってしまった。
コロナもあって以来行っていない。繁盛しているようだからいいんだ…


かぼちゃのスープは自分でも作る。難しい料理じゃない。
でもそこに独自性をどう加えるか がプロである。


ああ。昨日のスープ美味しかったなあ。
暑い間にもう一度行かないと消えてしまう。



味覚障害が消えて、外食三昧である。
といっても一日一食平日のみである。
コロナ中、孫が幼いうちはと自粛していた。
まご女が幼稚園に通い始めて、ゆるんだ。
入院→療法のこともあって「食べられるうちに食べる」。
食べられることの幸せを噛みしめて生きている。