あの店この店日が暮れる

娘の誕生日ランチ。婿さん有休。私ら子守。
まご女は幼稚園の夏季保育。まご男に昼を食べさせ
家人が寝つかせた。


私だけだと玄関ホールで悪いことしているくせに
家人とは笑い声をあげて遊ぶ。
精神年齢が近いと楽でいいな!


まご女と比べてまご男は純然たる子ども。
眺めている分には面白いが(動物的で)
遊ぶとなると、まご女以上に面倒くさい気もする。
一年前は抱っこしていれば済んだが、
今は単純な遊びの繰り返し。オーバーアクション。
むりむりむり。私には無理。
でも慣らしておかないと不便だしなあ。


スイミング。第二期はあるようで。
まご男は先週の4日間以降、夜泣き状態?
どうする まご男 というより どうする 娘 だな。
いや待て。まご男と夜、寝ているのは婿さん。婿さんどうしたい?


という話はさておき。
娘たちが行った店は過去に何度か利用している店。
私らも一度誕生日に招待されたけれど
まあ 年寄りの口には合わんかった。
だが娘夫婦は気に入っている。今後もおつきあいする気満々。
ところがどっこい
この場所ではもう無理かもと移転の話を仄めかされたらしい。


過去に何軒もあった。
お気に入りの店が消えたり移転したり。


一方で「なんでここが?」という店が続いている。
あれはなんだろうねえ。



娘宅を出た後、
「(療法中)クリームソーダが飲みたいと言っていただろう。
そろそろいいんじゃないか?」と家人が言った。
見つけたばかりのカフェに向かう。コーヒーが美味しそう。
住宅街に佇む、こじんまりした店。


コーヒーの味よりも雰囲気が美味しい。
店名のとおり、優しく静かな午後が流れる。


でもここ続くのかなあ。他人事ながら心配になる。


別の、お気に入りのカフェは閉店した。
「今日は混んでますね」と言ったら「非日常です」と応えるような。
隠れ家という表現が、宣伝文句でなしに、しっくりくる店。
なくなってしまってから、その存在の大きさに気づく。


「また来ます」と家人は言った。
実はすぐ近くによく行くパン屋さんがある。
同じ通りにあるカフェなのに、知らなかった。
また行くだろう。
気分転換とパンを買いに。
だから静かに静かに続いて欲しい。