まご男留守番二日目
さして変わらず。
一時間半、玄関ホールにいた。
前日と同じポーズ。よくも飽きないものである。
私を避けているだけなら、
私が背後にいる間にリビングに逃げればいいものを、
リビングを指さすのみである。「あっちいけ」と。
時々泣くので見に行く。鼻水を拭く。
あっちいけとやられて去る。なきやむ。
その繰り返し。
段々間隔が狭くなる。
顔を見て怒るなら泣かなきゃいいのに。
と。突然。
ルンバが動き出した。
まご男は泣きながら、私に両腕を差し出す。抱っこしろとな。
抱き上げ、足でルンバを止める。
止まったのを見届けると、おろせと反り返る。勝手な奴だ。
それでも最後の方は、
ホールからリビングの中を窺うようになった。
進歩…と言えるのかどうか。
てか、毎日見ているルンバで泣くか?
帰宅するとどっと疲れが出る。何もしていないのに。
前日、まご女と全力で遊んだら、脚が痛くなった。
日頃使っていない筋肉を使うのだろう。
まごと遊ぶのもいい筋トレかも知れない。
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