9か月ぶり まご男と留守番

まご女の水泳教室。娘がつきそい家人が送迎。
私はまご男と留守番。
ずっと会っていなくて、二度ほど顔は合わせたけれど
慣れたのか慣れていないのか。
「泣かせといていいなら いいよ」と引き受けた。
5分も泣けば諦めるだろうと思っていた。


ところがどっこい。


5分で、泣くのはやめた。
やめたが、諦めはしなかった。


最初、玄関ホールに続くドアに縋って泣いた。
その後、ドアから離れ、階段に向かう。
ゲートが置いてある。ゲートに掴まり、二階に向かって泣く。
いつもなら婿さんが二階で仕事をしているが、この日は出勤だ。
「泣いても 無駄だ。とうたんはおらん」


また玄関に向かう。


隙を見てホールに出たまご男は、壁に頭をつけて立った。
私が近づくと「あっちへ行け」と指をさす。
土間に降りる気配はないので、放っておくことにした。
まご男はずっと壁に向かって立っている。
時々思い出したように泣く。おむつかと一応見に行く。
1時間半。
母親が帰るまで、まご男はホールに立っていた。


どうしてる?とメールが来たので「忠犬ハチ公してる」と返す。



まご女は帰って来るなり私と遊び出した。
先日の訪問ですっかり以前に戻っている。


そのうちにまご男も笑うようになった。


水泳教室は4日間連続。
さて二日目の留守番はどうなる。



暇だったので、ブロックを出してひとりで遊んだ。
まご男の気を惹くという目的もあったのだが、
こちらを覗こうともしないでやんの。
途中で飽きて、そのままブロックのバケツに放り込んだ。
らば。
夜になって娘からラインとメール。
「見て見て まご女が作った」


…私だ。どうせ3歳児レベルだよ。