食べ放題の流儀

昨日のランチ。予定通りロシア料理へ。
高速使って一時間かけてまで行くところだろうか。
家人の希望で、家人が運転するんだからいいんだけど。


最初のサラダ以外ほぼ撃沈。
ピロシキの味は分かったけれど「おいしく」はない。
ロシア風ロールキャベツを初めて食べた。
ロシア風ぎょうざも。どちらも肉の味はしたけど
「おいしく」はない。
きのこの壺焼き、つけなくてよかった。
好きだけど、多分おいしくなかっただろう。



帰り道。下道を走っていたら見覚えのある店舗。
「あそこって行ったことある?」「あるよ ずっと以前に」
結婚してすぐにボーナスの時だったか。
家人の両親と兄弟を招待した。
しゃぶしゃぶ食べ放題。


義弟のひとりは腕か手を骨折していて「思うように喰えん」。
義父は義父でどこそこの肉は溶けるようだの。
招待した店も、一応しゃぶしゃぶとしては名の知れた店なんだけど。
義母は「肉はあんまり。魚の方が」だの。
弟だか妹だか忘れたが、朝ご飯が遅くてお腹空いてない云々。


何が何でももとをとるぞと家人と私で頑張った。
♪若かったあの頃。何も怖くなかった。
ただあとの体重計が 怖かった♪


ムカつきは決して胃もたれのせいではない。
親兄弟の悪口は言ってはいけないと己れを戒めていた頃だから
口には出さなかった。


その25年後。
今度はこちらがご馳走になることになった。
しゃぶしゃぶ食べ放題を。
子どもと孫を一堂に集め、義母がふるまった。


「お飲み物は」と訊かれ、コースについているのだと思って
食事の邪魔になってはいかんと「ウーロン茶」。
「他のお料理は」「要りません」
食べ放題なんだから、そこに集中するのだ。
だが。
他のテーブル(義弟妹の家族)では好き好きに料理を頼んでいる。
そんなん食べたら肝心のお肉がお替り出来ないではないか!
ご馳走になる以上最大限に楽しむべきではないか! 食べ放題を!


肉をお替りし、野菜盛も突き出しの小鉢もきれいに片付けた。
横を見ると野菜は手つかず肉のお替りの形跡もなく、
別注文した料理も食べ荒らされている様子で、
額に縦筋。
義弟が「さすが お義姉さんのところはきれいに片付いてますね」。
礼儀だろ!


「食べられる量は個人差ありますから」と言う人もいるが
私が言いたいのはそういうことじゃない。
小食なら最初から食べ放題は辞退すべきだし、
受けた以上は他の料理やジュースなど頼まず、肉を喰え!なんだ。


(奢りの)食べ放題の流儀、間違ってますかね?