異次元の笑止価対策

確かに異次元だ。現実に即していない。
確かに異次元だ。政治家と庶民は違う世界で生きている。


笑うしかない。


困窮の高校生も遊び歩く高校生も一律。
公平は不公平の極みとはよく言ったもんだねえ。


ばらまきより、環境や制度の整備が大事じゃない?
無料塾の設置とか補助とか、奨学金とのリンクとか。
給食や教材の無償化とか。



まあ 聞いてくださいよ 奥さん。
こないだ うちの娘が子ども連れて一歳半健診いったのよ。
うちの孫ってば人見知りが激しくてねえ。
家で出来てることが外ではできない。
若い保健師さんならまだしも ばあさんに近いおばはんに
詰問口調で圧かけられたら そりゃもう泣くしかないわけさ。


母親がさ 心配してないって言ってんだから いいじゃない?
それを「他には? あとは?」って言わせようとする。
入園試験ですか これ。答えるまで帰して貰えないんですか。
挙句小ばかにしたようにぼそっと呟いたりね。
備考欄に書いた娘の「心配事」は鼻で嗤って
「ま 一応医師には伝えておきますけど」だぜ?
人見知りの子のストレス減らそうと早い順番とったのに
ばばあの詰問に答えられないせいで長引いて まごちんは限界。
娘も限界。


中学時代の部活顧問に「お前はアメリカ人か」って言われた娘。
アメリカ行って磨きかけてんだから黙っちゃいませんよ。
保健所に電話しましたよ。あいつはなんなんだ。


「外部の人間です」「ご意見は全員に通達しておきます」


子育ての味方の筈の保健師からしてこれじゃ 誰を頼ればいいのね。
指導もできない人間を遣って保健所は何をやってくれるのかしらね。


そもそも駐車場が絶望的に足りなくて「公共交通で」って
乳幼児連れての移動がどれだけ大変か 分かっちゃいない。
分ろうとしない。


私がさ 子育て中 ポリオワクチンを受けに保健所に行った時
近くの公園周囲におかあさんたちは駐車してたのさ。したらば。
駐禁取り締まりが始まった。
保健所に人が慌てて駆け込んできて「車に戻って下さい!」。
信じられねえって思ったわよ。



何も特別なことを期待してない。
理解と寛容が欲しいだけ。


子育て支援の一歩はそこだし
その一歩がなければ 少子化対策なんて異次元の妄想で終わるよね。