自動車保険 保険会社

いつもながら唐突で。
昔の話を書いていて、思い出した。


追突事故に遭った。数日後に発熱・関節痛。
整形外科に行き、接骨院で治療を受けることとなる。
三か月が経過。


整形の医師が「もう打ち切りにしませんか」と言う。
え?
「保険会社がね うるさいの。今回はまだ言われてないけど
三か月過ぎると うるさいの」


安い保険には理由がある。契約者にはいい顔して被害者には厳しい。
全面的被害者であるにも関わらず、打ち切りを迫られ
その後自腹で痛み止めのブロック注射を打ち続けた話も聞く。


冗談じゃねえ。接骨院の先生が「来なくていいよ」と言うまでやめんぞ。


完治かどうかはさておき、治療も終わった。保険請求となる。
見積というか内訳の書類が届く。承認すれば保険金がおりる。


120万。
最初に思ったのは「どこかで見た数字だな」だった。
次に「どうして端数がないんだろう」と思った。
通院費が含まれている以上、10円100円単位の端数が出る筈だ。
そうして思い出す。
「これ 自賠責保険の上限額だ!」


仮に。37万8250円とかだったら、ハンコを捺してた。
99万7850円とかだったら踊りながらハンコを捺してた。
しかし120万円は腑に落ちない。詳細をつぶさに見る。


治療費と通院費。
その次に慰謝料やら収入補填費(名称は適当です。覚えてない)など。
これには
a 自賠責が負担するもの
b 自賠責もしくは任意保険で支払われるもの
があり、


私が受け取った明細では
先にbが計算され、その後aが計算されていた。
aの途中で自賠責の上限額となる。
任意保険にはその不足を補う義務はない。


「これさ 先にaを計上して それからbを入れていくのが本当じゃない?
そうすれば自賠責の限度額を超えた分は任意保険で補填される。
保険会社は自分の負担をゼロにするために計算の順番を入れ替えたんだ」


家人に、加入している方の保険会社に確認して貰ったら
「そのとおりです」とのことだった。


相手側の保険会社に電話する。したらば。
「本来専業主婦のあなたには収入補填なんかないんだ」と抜かす。
誰もくれなんて言ってない。あげると言うなら貰う。
あげると言っているのは自賠責で、あんたじゃない。
あんた(任意保険)の仕事は自賠責から搾り取ることじゃなく、
自賠責で賄えない部分を補填することだろ。さっさと払えや!
負担なしに済まそうとするんじゃねえ!


で。
150万足らずだったか、支払われた。
わはは。ざまあみろ。私を騙そうとするからだわ。


で。ここから義父母宅の下水道工事代を払ったのだった。めでたし。



自動車保険。事故を起こした時だけじゃなく、
事故に遭った被害者に優しい保険であって欲しい。
辛い目に遭った被害者を騙したり脅したりするなんて許せない。