ケーキ食べた!

「地図で確かめた! 行くぞ」と家人が言った。
きのりしないまま車に乗る。
「公園の傍だ。公園見えるか」
「それらしきものが」
ぐるぐる車で住宅街を回る。
「あ! 今んとこ 今んとこ!」


門柱というか、壁にはめ込まれた板に「パティスリー」
(アルファベットで)と抜いてある。
民家に見える建物だが、よくよく見れば店舗。


車を停め、店内に入る。間違いなくケーキ屋。
ショーウィンドーに並ぶケーキを食い入るように見つめる。
「え 選べん」
どれもこれも魅力的なのである。
道にも迷ったが、選択にも迷う。胃袋はひとつ。


「さ 三個買って 一個半分こせえへん?」
「いいぞ」 家人は甘党。どんとこい やろな。


テーマをひとつに絞ったシンプルな味。でも奥行きは深い。
これだよ これ! これがケーキなんだよ。
あれもこれも盛り込んだのはあかん。


家人は彼にとっての基本形、ショートケーキ。
パティシェのプライドゆえか、上のイチゴはない。
私は季節もの、八朔が中に入っているケーキ。
ほんわりした甘さに包まれた、酸味。ストライクゾーン。
半分こしたのはシューに挟まれたナッツ系クリーム。
選んだ私より家人の方が気に入ったようで。
次はチョコ系を買おう。
チョコなら味覚障害がきつい時でも味が分かる(筈)。


味覚障害。ありますよ まだ。少しは楽になったけれど。
ブログ村で関連記事みつけて読んだ。
副作用の味覚障害でも症状は同じではないんだ。