子ども会

どれくらい大変か、ってな話。


単独の子ども会としての行事、町内会内組織としての役割、
そして一番厄介な学区子ども会の行事。


・廃品回収。月に一度日曜日。前日準備・雨天の場合の打ち合わせ。
・子どものための行事。歓送迎会・ラジオ体操・夏レク・冬レクなど。


町内会として
・夏祭り。会場設置・撤収。模擬店準備・報告書作成など。
・秋祭り。祭礼参加。神輿。その他手伝い。
・もちつきなど行事参加。


学区子ども会
・交通安全教室。教習所で受講・実技のため子ども引率。
・交通少年団活動。年に数回、子どもを引率して参加。
・ソフトボール大会。告知に始まって参加者管理、練習参加。大会運営。
・町内運動会。寄付金集め。プログラム作成。設営・大会運営・撤収。
・毎月の定例会。


学区子ども会の活動に関しては、これは「子ども」会かと疑問を抱えた。
大人のメンツのために利用されていないか?
子どものための集まりで、どうして子どもに「ごほうび」が要るのか。


「飴を用意せんと子どもが来ない」とおっさんのひとりが言った。
親が会長ゆえに毎回引っ張り出される娘は「図書券貰える?」と訊く。
これが「子どものため」の活動と言えるのか?


一年務めて、次期役員候補に「脱会もありだよ」と伝えた。
子どもの数が激減して子ども会としての存続自体危ぶまれつつあった。
人数が少なくても学区子ども会の負担は変わらない。
子どもに「次は何が貰えるの?」と言わせるような活動のために、
どうして母親が時間を割かなければならないのか。


二年後、息子の学年での子ども会役員となる。
学区子ども会は脱退していたので、レクリエーション中心の活動となる。
夏レクだったか、担当した。楽しかった。あれこれ構想が湧く。
「ボーリングをチーム戦にしてさ 成績で点数つけてさ。
お弁当を何種類も用意して成績順に選べるようにするの!
でもって金券つくって 屋台ごっこしようよ!」


輪投げとか駄菓子屋とか摑み取りとか。
段ボールで土台作っていたら、娘が「いいなあ」と言った。
中学生の彼女は参加できない。「私も行きたいなあ」


お弁当選びは成功だった。高いものからなくなると思ったが、
そういうものでもないらしい。真剣に迷う子どもが可愛い!


屋台も成功だった。
終わりの方で、大人たちが打合せをしていたら、
残った景品で子どもたちが工夫して遊んでいた。
高学年が低学年の子を遊ばせる。これぞ子ども会ではないか!


後日。
一年生のお母さんが駆け寄って来た。参加を渋っていた子だ。
お礼を言われた。子どもがものすごく喜んでいたと。


あの一年の子ども会役員は、会長職でなかったこともあるが、
楽しかった。クリスマス会もいろいろ工夫して、盛り上がった。
(コスプレは断念したけど)


大変だけど、やりようによっては楽しい。
そういうのが子ども為の子ども会だと思うなあ…