久々の「一杯」

一年ぶり以上のアルコール。
ふだんは飲まない。
時々 お店でグラスワインを一杯だけ。
アルコールに弱いが アルコールの味は好き。


ずっと控えていたが
ドイツ料理だったので
「飲み物は?」と訊かれて反射的に「グラスで」
と答えてしまっていたのであった。


おいしかった。
ビールも料理も。
「ビールを飲まなかったらデザートもイケたんだけどなあ」
アルコール耐性に自信がないから、お腹一杯にはできない。


「次はビールはやめとこうかなあ。
でも やっぱりビールあっての料理だよなあ」


そう。
ワインとお肉にマリアージュがあるように
ドイツ料理にはビールの苦みと炭酸が合うのである。


なんて言っているが
ドイツ料理店はこれまで一店しか知らず
しかもそこは「上品な」お店で、つまりは
フレンチ化されていて。


他に「本場仕込み」のソーセージ店。
ここのザワークラウトが、一番ドイツ家庭料理らしい代物だったが
久しぶりに行ったら味が変わっていた。
テレビで紹介されたとかで客が増え
漬け込む時間がなかったか…


もったりほんわかしたドイツ料理が食べたいなあ
と常々思っていたのでありました。


ビール、美味しかった。ちょっとフルーツの香りがした。
ランチもあったけど、単品も頼めたので
メニューを開いて嬉しい迷いに浸った。


最初のオーダーの際、もう一品とメニューを見ていたら
「料理が届いてから お考えになった方が」と言われ
その後シュニッツェルを追加して、食後
「コーヒー(とデザート)どうする?」
家人が「いや お腹一杯で」と答えるのを聞いて
「そうでしょうね」と言われ。


食療治という言葉を頭から無視したような話だが


朝起きた時「なんか楽しくないなあ」と思い
「こんなことじゃいかんよなあ。
療法中 自由に動けるようになったらどんなにか幸せか とか
日常の幸せをもっと噛みしめておけばよかったとか
思ったくせになあ。どこも痛くないだけで幸せなのに」
と自分に言い聞かせていたのであるが、


初めて行った店が大当たりであっただけで
今は「楽しい」気分なのである。


こういうことが大事だと私は思うよ。


次行ったら
まずアイスバインを頼んで(時間がかかる)
ランチを一人前だけ頼んでみて
あれとこれと頼んで
コーヒーとデザートの余裕も残しておいて…


息子を連れて行けば
食べたいもの全部試せるかも知れないな とか。


息子も呑めないけどね(笑)。