クモちゃん その後

朝見た時にはいなかったクモさんだが
夕方見に行くと巣に戻っていた。
というのが二日続いた。


なんとなく安心、というか嬉しかった。のはいいが
いつもならちょっとした用事を言い訳に
その部屋にちょこちょこ行くのだが(鉢がいくつかある)、
夜行性であろうクモさんを驚かしてはいけないと
行きづらくなるのであった。


エサがあるんだかないんだか。
小さな小さなクモさんのエサだから
人間の目には見えない程の虫なのか(いたらいたで嫌だが)。


心なし前日より大きくなっているような?



魔女の宅急便という映画がある。
宅急便というのは実は商標であるらしい。
だが監督は「宅急便」に拘った。
クロネコを出すことで折り合いをつけた。
てな話を聞いた。


宅急便が使えるのが一社だけというのは知らんかった。
エレクトーンやセロテープと同じということか。


「でも黒猫でよかったよな」
カンガルーやペリカンだったら
違和感なく画面に入れるのは難しかったんじゃないか。
主人公との絡みにしてもさ。


そこでふと考えた。
逆に。
宅配にカンガルーやペリカンという発想は分かる。
飛脚も勿論分かる。
どうして猫なんだろう? 
先駆けだっただろうに、なんでも選べただろうに
どうして猫にしたんだろう?
それってなかなかのセンスじゃないか。