2時間がかりの植替え

秋に強剪定した幸福の木。
暑くなる前に植え替えした。
直径40センチの鉢から30センチの鉢に。


いざとなると、どうやったらいいのか分からない。
とりあえず土を掘る。掘って捨てる。
休憩入れて1時間ぐらい掘っていただろうか。
なんせスプーンだから。
そう。まだスコップのひとつも買っていないのであった。
鉢と土を買うついでにスコップぐらい買ってくればよかったと
さすがに思ったよ。


最後は手づかみだった。
根っこが絡んでいるから指でほぐしながら。


幹は三本だが、株はふたつ。
一度分けないと、30センチの鉢に収まらない。
土を掘りだした後、揺さぶってふたつに分ける。


根っこがすごいことになっていた。
結構切ったつもりだが
まだ切り足りなかったかも知れない。
素人だから思い切りが悪い。


鉢にぎゅうぎゅうに押し込んで隙間に新しい砂を入れた。
古い土は本当に古いから捨てる。
でもその前に乾かさないと。


多肉の小さい鉢をちまちま植え替えるのとわけが違うわ。
疲れた…



前回の植替えは6年前?
それは右から左へ移動させただけで
根っこの整理はしていない。


その前の植替えは更に10年以上さかのぼる。


買ったのが35年以上前で
そこから10年ぐらいはこまめに植え替えたりしていたが
その後放置。


植木も子どもも過保護より放任の方がいい。
幸福の木は知らない間に世代交代し
娘は私が手を放してから伸び始めた。


温泉とご飯と 新しい多肉

コロナ以降、初の旅行に行ってきました。
一泊です。一泊でいいです。疲れました。


どこに行きたい何を見たい ってのはあまりない。
どこかに行きたい何か食べたい ですな。


宿は温泉。海より山の方が好き。
以前は川魚が好きでなかったけど
今は川魚も山菜もおいしく頂ける。


立ち寄り先で多肉を買いました。

どう育つのか分からんのがいい。
よくよくみたら「冬型」って書いてあったが
まあいいだろう。
よくないのは、調べたら「難しい」とあったことだ。
夏越えが難しいらしい。


家人チョイス。
他にも欲しいのがあったけど、家人の希望を優先したよ。



帰宅したら伸びていた。

断崖の女王。まだ風格はなし。



温泉に浸かって「ああ 幸せ」。
コロナ前は当たり前の楽しみだったのに
4年以上ごぶさた。日帰り温泉すらもしてない。


ご飯も美味しかった。いい宿だった。

鼻が利く?

まごたちを預かった。


鉢の砂で遊んだことは一度あったが
植物たちにはあまり興味がないようだった。
多肉種だから変な形のものもあるのに
「これなに?」と訊かれたことはかつてない。


まご女が珍しく鉢を眺めている。
ひとつだけあるミントの鉢である。
「これなに?」「アップルミント」
ふーんと言ってなおも見ている。変哲ない葉っぱである。
よほど摘んで食べさせてやろうかと思ったが
他の鉢のものを食べたりしたら危ないので、やめた。
そのうち飽きて(諦めて?)まご女は遊び出した。


それにしても熱心に眺めていたなと思い
はっとする。本能で「食べられる」と察知したか。
それとも匂いか? 



自宅で、娘が食卓に皿を並べ始めると
子どもたちは遊びを中断して食卓にかじりつく。
身を乗り出して皿の中身を覗き、匂いを嗅ぐ。


自分の皿に最接近できるまご女は
危ない遊びのように「すーはー」を繰り返す。


戦中戦後の子どものように
まごたちはいつもお腹を空かせている。
食べることばかり考えている。


遊びを投げ出して
ご飯の匂いを嗅ぎに行く子どもを、私は知らない。

火星人を掘る

一年前に買った。
あれが多肉な日々の始まりだった。
可愛かった。テーブルに乗せて毎日眺めていた。


つるが伸びて伸びて
その頃は塊根を大きくすることよりも
葉っぱを繁らせることに重きをおいていた。
生育期の終わりに、つるを切った。


2年はそのままでいいと言われていたが
植木鉢の底を見たら白い根っこが見えている。
春になったら植替えようと思っていた。


気温も20度で安定しそうだし
買ったのも今頃だったから、植え替えることにした。


うお。

大根であるよね こういうの。

ずっと前に買っておいた植木鉢に植える。
がっしり丸く太っていくと思って、この鉢を選んだけれど
長く伸びるとなると、来年も植替えしないといけないかも知れない。



先日苔を外して植え替えたねむの木。
葉っぱがしおれてきたので思い切って幹を切り戻した。
切った幹と葉っぱも挿しておく。さて。

二本に見えるけど三本だよ。
左が本命。根っこ付き。あとの二本は根っこが出るや否や?

金と銀と株

先日依頼した金の分割が終了し受け取りに行く。
ちんまり可愛いインゴットに変身していた。
一本だけ買い取ってもらう。


婚約指輪をリフォームしようと相談する。
リフォーム代を捻出するためにアクセを売る。
殆ど使用していないサファイアのネックレスも売った。
あしらいのダイヤとプラチナ部分には値がついたが
肝心のサファイアは1000円。笑うしかない。


でもってリフォーム。
後日デザイナーさんに相談することになった。
相談したからといって希望通りのものが作れるとは限らない。
思ったより遊べないようである。
簡単に考えてた。


あれこれ手続きしていたら
あとからきた女性客が早く接客しろとうるさい。
その店舗の店員は手一杯だし
同じフロアでも店舗が違えば他の店員が入るわけにはいかない。
そんなことも分からないのかなあ。
思い通りにしたかったら予約すべきである。


貴金属を買う(買った)んだからわがままが許される
優先されて然るべきと思ってるのか。
貧乏くさい私らがのさばっているのが気に入らないのか。


売るかどうか迷った金とプラチナのネックレス。
そうか。使ってから売ればいいのかと
見積もりだけしてそのままつけて帰った。
売るのはリフォームが決定してからでも遅くない。
鞄の中のインゴットのせいか首の周りの金銀のせいか
肩が凝った。



株の売買が一段落した。
子どもとまごに移管した分を売却益で補った形になった
(つまり口座残高に増減なし)。
なんて効率のいい。


タカラトミー。
2510円で500株、2700円で500株売った。
1000円未満で買った株だから160万円得したことになる。
だが。
高値は2900円なので30万円損したことにもなる。
この売りを得とみるか損失とみるか。


人生だなと思う。