そんな「劇」あるかい

旅行+かたづけの疲れを引き摺ったまま
まごたちを預かる。
運転疲れの旦那は、そこに加えての腰痛で使い物にならず。


こちらでは、やりたい放題のちび達だが
基本的には「空気読み」なので引き際は心得ている。
それなりに過ごす。


おわりの方でまご女が「げきをやる」と言い出した。
発表会の頃ならば分かるが、どうしてまた急に? 何の劇?
「せりふをおしえるね」とまご女は言った。
「はい」 生徒になって返事をする。
「きょうはあたたかいから みんなであそびましょう」


「きのう あそんでたのしかったので あしたもあそぼう」
「なかよくしてくれて ありがとう」
「またよろしくおねがいします」


なんか引っかかる。


まご女はもともと人見知りが激しく
遊び相手も特定するタイプである。
年中にあがったが
年少の時に仲の良かった子はそのまま年少に残った。
(3歳になると同時に入園した子は年少を二回やることになる)


一人遊びが好きだから、別に遊び相手がいなくてもいいのだが
園や学校の先生はそういう生徒を放っておいてくれない。
娘の時にも散々悩まされた。


まご女は娘と違って変なプライドがある。
遊びたくない相手でも遊びたくなくても
「楽しいふり」をしなければならないと思うらしい。
園で演じているから「劇」なのか。
そんな劇見たくないしやりたくない。やらせたくもない。


「みんななかよく」
もうそういうのやめてくれないかなあ。
多様性の時代なんじゃないのか。