これはクセになる

また温泉いきました。一泊。今度は海。


コロナの間ずっと行けなかったし
10月に娘が職場復帰すると旅行も行きづらくなりそうで
かといって7・8月は暑さと家族連れが増えそうなのとで
「行くなら今でしょ!」とばかりに連休前駆け込みで。


家族旅行の頃 予算は一泊1万だった。
家人はまだそれを引き摺っているけれど
コロナと入院を経験した私は「金より時間だ」。
いつまた感染症が広がるとも限らない。
健康や健脚がいつまで約束されるかなんてわからない。
自由になる時間だってこの先どうなるか。


さすがに無制限とはいえないが3万までならいいじゃないか。


と開き直ってみたらば
2万ちょいで「露天風呂付客室」が見つかった。
料理はよくわからないが
海鮮なんてどこでも大差ない。
もし不完全燃焼したら二日目の昼を豪華にすればいい。


展望風呂・露天風呂に客室露天風呂が揃えば怖いものなしだ!
海岸近く。立地もよし。ここに決めた!


で?
料理はまあ 前回の宿には及びませんでしたが
朝ご飯はそこそこ美味しかったし。


それに私的には「海鮮は飽きる」。
山や川のように趣向を凝らすこともないし季節もあまりない。
海の宿は料理より景色優先でよくないか。


海の見える客室露天風呂は「かけ流し」。
浴槽から溢れる湯に身を浸す。
手間がないから5分だけ10分だけの入浴で構わない。
思いついたら風呂。暇になったら風呂。
展望風呂は最初に一回行っただけ(貸切状態だった)で
あとは部屋風呂に入ったり出たり。


ああ なんて贅沢。
こんな贅沢を知ってしまったら
大浴場だの貸切風呂だのちまちま通うなんてやってらんねえ。


かつて
入れるだけの風呂に入ることを歓びとしていたが
もうそんな体力気力ないわー


クセになりそう…
次からの宿探し大変だわ。

つぼみたち

葉っぱが枯れて落ちるだけで成長が感じられないから
もう抜いてしまおうかとさえ思った八房白鳥花。
ひとつだけつぼみがついた。


断崖の女王さま。やっと葉っぱが出てきたと思ったら

真ん中。葉っぱじゃないよね? いきなり花が咲くもの?


昨シーズン買った時のまま、夏を秋を冬を過ごした蒼角殿。
春を前に根元からちょんぎって
にょきにょき伸びて

この丸いの。つぼみだよね?



多肉初年度は花を求めていなかった。
でも今年は新しい経験もしたい。
そんな飼い主の気持ちを察したような鉢たち。


わくわく。

流しそうめん 息子の反応

まご達が来ると言うので息子にも声をかけた。


息子は、流しそうめんの動画は見たが
どれだけ食べたかは知らないと言う。
「どんだけ食べたと思う?とは訊かれたけど
返さなかったんでそれきりになってる」
歯切れ悪く言った後
「流しそうめんって衛生的にどうなの」と続ける。


えっと。
多分私らが勝手にまご達に食べさせたら
娘は「お腹こわしたらどうするの!」って怒るだろうな。
流しそうめんというよりは回転そうめんで
まご女は沈んだのまで拾っていたし
まご男は器に入りきらず台に垂れているのも摘まんでいたし
内心では「大丈夫か」と思わないでもなかったが
親がいいならいいっかぐらいで流していたよ(流しそうめんなだけに)。


しかし息子は「けしからん」という気持ちが強かったみたいで
口調に姉に対する非難がにじみ出ていた。


こいつ柔和なくせに頑固だな…


ところで訂正だが
そうめんを2キロ食べたと書いたが、実際は2.5キロだったと思われる。
注文したのが2.7キロで、娘は流してしまったものもあると言ったが
動画の拾いっぷりを見るとそんなのせいぜい一割だろ。


そしてまご女はお腹をこわした。
衛生面でいかんかったのか食べすぎがいかんかったのか。
食べ過ぎだろうが、ラーメンなら分かるが、そうめんで?


息子にはその事実は告げんかった。怖くて言えんわ。

いつまでたっても…

連休前に旅行にいきたい。
連休中は混むし連休明けに検査と診察が入っているから
これを逃すと5月下旬まで予定が入れられない。


先日久々の一泊旅行に行き勢いがついた。
この勢いを無駄にしてはいけない。
私のお尻は重い。


だがしかし。
先日ケガをしたまご太の抜糸が待っている。


だが待てよ。
ケガ当日は車でなければ難しかったかも知れないが
抜糸ぐらいなら、そしてこの陽気ならば
歩いてでも行けるじゃないか。ベビーカーもある。


「抜糸 自力で行ける?」と娘にメールする。
「おとうさんが来てくれるならー」と返信。
はい?
数秒後理解する。「おかあさんがいなくても大丈夫だよ」の意。
いやいや。おとうさんもいなくていいよねという「自力」なんだが。


「旅行に行きたい。自力で行けないなら前日朝一番で」
まご太の幼児教室があるが朝一で病院を済ませれば間に合うだろう。
てか
この前大型SCに連れて行ったと言っていたではないか。
そこよりは近いと思うんだがな?


「子どもの通院に両親(祖父母)同伴が前提になっとる」


そもそもがスイミングの送迎&子守があるから
旅行の日程も限定されるんじゃろが。
秋に職場復帰するからその前にと焦るんじゃないか。
娘一家のフォローを考えなくてもよければ
いつでもどこでもどこまでも旅行に行けるわい!



親が遊びに行くことを祝福できないんだ こいつは!
一年前は日常すら日常でなかった。
それが「旅行に行くまでに回復したんだ」。
そこは喜んでいいところじゃないか。安堵していいところじゃないか。
なにをおいても「いってらっしゃい」と見送るところじゃないか。


入院して手術して療法受けてと9か月手助けできなかった。
それをきっかけに自立できてよかったと思っていたが
落ち着いた途端これかい。


30過ぎだよ教師だよ二児の親だよ。

甘えんじゃねえ

まご男が転んでケガをした
と娘から電話が入る。
病院に連れていくから来てほしい。


いつもの小児科では断られた。
初診の外科内科の病院に電話したらOKだった。
初診だから問診票とか記入しなければならないだろうと
待合室までついていった。
まご男を抱っこして娘と並んで座っていたら看護師さんが来た。


「えっと どういうご関係ですか」
「母です」「祖母です」
「えっ 園の先生ではないのですか」
ちゃうよ。血のつながった三代だよ。


傷は小さかったが縫うことになった。
「お母さまは外でお待ちください」と廊下に出された。
見物する気満々だった娘はがっかりだが
中には卒倒するお母さまもいるらしい。
廊下で待つも、泣き声は聞こえない。


泣かなかった。母親が傍にいないのがよかったか。
出てきたまご男は、いつもと顔つきが違う。
「男になったぜ」という顔である。


帰宅後、娘は己の判断と行動を自画自賛した。
婿さんじゃこうはいくまいと。「男は血を見るとパニクる」
「いやいや あんただって 私らがいなければ慌てたはずだ」
いざとなれば電話一本で飛んでくる存在があるから落ち着けるのだ。
自分一人で乗り越えた気になるな。


娘が電話してきたのはケガした直後である。



話変わって。
家人が管理組合の会合に顔を出した。
来期の議長候補たちがあれこれ理由をつけて辞退したがる。
「なまじ あんたらが顔を出すからいかんのじゃない?
甘えだよ。ごねれば誰かがなんとかしてくれる」
子どもじゃあるまいし。


ったく。どいつもこいつも。