お疲れさまでした 2
診察室にて。
「何か日常的に気をつけることはありますか」
「暴飲暴食…」と先生はじっと私を見て「するようには見えませんが」。
てへ。「まあ 今は」
「…そのあたり気をつけてくだされば」
暴飲は出来ない。お酒に弱い。
暴食って改めて考えると、どういう状況なんだろう。
単に「たくさん食べる」ことじゃないような気もする。
でも私らの食べっぷりは傍から見たら暴食かも知れん。
そのあたり気をつけねば?
その他あれやこれや訊いたので、思っていたより長くなったのか、
待合室で家人は気を揉んでいたらしい。
画像と血液検査の結果を見て何もなければ3分で終わると、
それがこれだけ長引いているということはもしや。
普段何も考えてないんだから、たまにはいいだろ。
だいたい、深刻な話になったら呼ぶって言っておいたし。
子どもたちにメールしたことは書いた。
娘からの返信が「私の誕生日 ふたり見ていてね」だったとも。
息子 「よきよき。旅行も行けるといいね」
婿さん 「お母さんも大変だったと思いますし 今もまだお辛いでしょう。
わたしたちのことを心配してくれてありがとうございます。
仲良くやっています。ゆっくり養生して いつかまた気絶するほど
餃子を食べさせてください」
みんな違って みんないい ……のか。
この半年、人生における三日月湖みたいなものかなと思った。
三日月湖 ながめて食べる だんごかな
今日もランチしてきます。
どれくらい食べられるかどうか分からないけど。
その時は家人が「暴食」になるわけで。
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