親子だよ…

深野

某日。
家人が、お昼を食べた店にスマホを忘れた。
途中で気づき、私の携帯から店に電話を入れる。
「ああ あのお席ですね」「そうですそうです」
路駐して、私が走って受け取りに行く。


同日夕方。
「私のカバンがない!」と娘が言う。
まご女のスイミングから戻ったところである。
水着などの始末をした後、気がついたらしい。
送迎の、家人の車の中にもない。
「どうしよう」
「まず教室に電話でしょう」
「それからどうしよう」
「私が取りに行くわよ」 大人の足なら歩いて10分。
「おとうさんみたいなことやらかすなんて!」
と娘が言ったので
あれ? 家人が車の中で昼間のこと話したのかしら。
バカにされるだけなのにアホやなと思いつつ
てくてく受け取りに行く。


一日に二回家族の忘れ物を取りに行くとはな。
やっぱりお前ら親子なんだよな。


どちらも事前に電話連絡したとはいえ
身元確認ぐらいするかなと思ったが
どちらもいとも簡単に渡してくれた。
「お色は?」とかの確認もなかった。
日本は平和だ。


帰宅後、家人に「娘に忘れ物したこと話したの?」
と訊いたら「話すわけないだろ!」ですと。
てことは娘の発言は以心伝心的なもの?
やっぱり親子だねえ
(常から二人の間には変なテレパシーがある)。