どうしてこんな視野が狭いんだ

深野

おぢさんが入手した議案書を見る(羽目になった)。

読みたくないのに家人が「ここ説明してくれ」と言うから。

いやもうほんと勘弁。


「説明してくれ」の箇所は私にも分からなかった。

最初からその事案は分からないと言っているのに。

どこかに手掛かりはないかと他のページも見て

余計なものが目に入った。


おぢさんが強引に進めたことに腹を立てた理事が出した文書だ。

無記名で、意見書なのか正式な資料なのかも分からない。

読み返して、決定ではなくただの提案だと分かるが

右上に「理事長」と書いてあるから通達に見えなくもないのである。


おぢさんがやらかしたことは確かに強引ではあったが

結果オーライとも言え、住民から苦情が出ているともきかない。

予算オーバーでも長期的には節約にもなっているし

やらかしたのもその一件だけ(今年は)である。


にも関わらず文書は「散見され」「住民の方にも心配をおかけし」云々。

しかも用語的にも間違っている。

なにより日本語が間違っている。脱字もある。

行間も統一されておらず全体のバランスも悪い。見苦しい。


内容も編集もクソである。

しかし私は知っている。

こういう文書を作る男は仕上げて悦に入っている。

添削も推敲もせず完璧だと思っている。

これまでも何度か見てきた。


だがそれはいい。今はどうでもいい。

許せないのは個人的な感情で理事会運営を捻じ曲げようとすることだ。

更にはその危険性に気づかない理事ばかりということだ。


理事会から第三者を締め出したら閉鎖的になる。密室になる。

理事に知識とやる気と常識があるならまだしも、

大抵の場合(とくに前のふたつ)ない。



お山の大将な輩が多すぎる。

対抗すべきは管理会社に代表される業者であって

住民同士ではない。

だが優位に立つために管理会社の味方すら、する。

己れの主張をするばかりで相手の意見を聞き入れない。

万が一にも納得させられたら負けだと思っている。


勝ち負けじゃない。勝ち負けであっても相手が違っている。

半世紀後に勝ち残るため、であるべきなのに。


反対意見に耳を貸さず

己れの主張に肉付けして膨らませる。もはや虚言である。


もう無理。