相も変わらぬ母親社会

深野

その場限りとなるであろう関係でも

当たり障りのない会話をして場をもたせる

だけのことである。


なのになんか気分悪い。

形容しがたい気持ちの悪さが残る。



いまどきの親は!と思って「待てよ」と気づく。

私らの頃もあったわ そういえば。

公園デビューの頃。


初対面の相手に話しかけると

よそよそしい反応が返ってくる。

暫くして、他の親子がやってくると

その相手は安堵したように駆け寄っていく。

所属するグループ以外の人間とは話してはいけない

という暗黙のルール。


砂場にいると

ベビーカーを押した母親が来るのが見える。

しかし公園の中に入ってこない。

「お仲間」が来るのを待って、一緒に入ってくる。


なんなんだ。


そういうのが嫌で

私は誰にでも声をかけた。

面白く思わない面子に外されそうになっても

他の交際を始めるだけだ。

平然としていたら、慌ててまた近づいて来る。

複数のグループに属して、それぞれの個性を愉しみ

属してないグループからも誘われては顔を出し。


そして今は「おともだち」いない状態。

子どもがいないんだから属する必要もない。


くっだらない世界だった。


でもその一方でいろいろ勉強にはなった。

あれも必要な過程だったのかしらね。