私は頑丈か

深野

そうなんである。低血圧なのである。
献血に行って、まずひやひやするのが血圧測定だった(過去形)。
速足で歩いて血圧をあげておく。
次に貧血測定(とは言わない。採血)であった。
献血の下限は、一般の貧血の定義のそれより高い。
「血を抜いても正常」を見こさないとならないからである。


数年前、ついにヘモグロビン値で不合格をくらった。
「成分献血ならいいのですが」
「ならそれで」
「あなたの血管では無理です」
と成分献血すらも蹴られた。


その後一度内科で事前に血液検査をして
ヘモグロビン値を確認してから献血に行こう
と内科を受診したらば「そうまでして献血しなくてもよろしい」
と言われた。医者が言いますかね。
でも体に負担がかかるようじゃダメなんだろうね。
同じもの食べていて家人は貧血とは無縁で
閉経後というのに貧血になるというのは
もともとが貧血体質なのかも知れない。


尤も、献血なんて過去の話。
コロナ以降、あれやこれやでそんな余裕もなく
血管コンプレックスまで背負いこんで
もう行くことはないだろう。
家人はマメに成分献血に通い、ポイントを貯めている。


じゃなくて。


昔、近所のママさんが「低血圧でつらい」と言っていた。
「100ないのよ。あなたはいいわね 頑丈で」
「大変だね。私は元気だから いいよ 子ども預かってあげるよ」


産後以降血圧を計る機会がなかった。
その後内科で測定したら看護師さんが「んっ」と慌ててやり直した。
あまりの低さに驚いたのだった…


誰が低血圧だ。誰が頑丈や。